抗酸化作用が強力なα-カロテンを豊富に含む食べ物で、活性酸素を無害化する

カロテノイドの一種、α-カロテンをご存知ですか?

β‐カロテンよりも強力な抗酸化作用があり、老化や発がんの原因となる活性酸素を無害化させる働きがあります。

しかし、体内で合成できないので食べ物から摂取することが必要です。

それでは、α-カロテンが豊富に含まれている食べ物をご紹介させていただきます。

1.α‐カロテンについて

α-カロテンは、カロテノイドの一種で、にんじんなどの緑黄色野菜、あまのりなどに含まれる黄色系の色素です。

体内で必要な量がビタミンAに変換されて働き、プロビタミンAと呼ばれています。

ビタミンA(レチノール)の働きは、目の健康や皮膚・粘膜を健康に保つ働きがあります。

α-カロテンは、β‐カロテンよりも強力な抗酸化作用があり、活性酸素を無害化します。

過酸化脂質が引き起こす動脈硬化を予防したり、老化やがんの発生に対しても予防する働きがあります。

体内で合成できないため、日ごろからα-カロテンが豊富な食材を摂取することが必要です。

油と一緒に摂ると吸収率がアップするので、油いためやオイルをかけて食べましょう。

加熱することで野菜の硬い細胞壁が柔らかくなり壊れて栄養が吸収されやすくなりますので、スープにすることもおすすめです。

 

2.α-カロテンの主な働き

  • 強力な抗酸化力
  • 活性酸素をを無害化
  • 動脈硬化を予防
  • 老化の予防
  • がんの予防など
  • プロビタミンAとしての働きでは、皮膚や粘膜・目の健康を保つ

 

3.α-カロテンを多く含む食品

【藻類】

藻類(α-カロテン含有率順に上から表示) α-カロテン含有率(成分量100gあたりmg)
あまのり/ほしのり 8800mg
あまのり/味付けのり 5600mg
あまのり/焼きのり 4100mg
いわのり/素干し 3600mg
かわのり/素干し 2700mg
あおのり/素干し 2200mg

 

【野菜類】

野菜類(α-カロテン含有率順に上から表示) α-カロテン含有率(成分量100gあたりmg)
にんじん/根皮なし/油いため 4500mg
にんじん/根/冷凍油いため 4400mg
にんじん/根/ゆで 4200mg
にんじん/根/冷凍 3900mg
にんじん/根/皮/生 3800mg
にんじん/根/皮つき/生 3300mg
にんじん/グラッセ 3300mg
にんじん/根/皮なし/生 3200mg
にんじん/根/皮なし/ゆで 3100mg
ミニキャロット/根/生 2200mg
野菜ミックスジュース/濃縮タイプ 1400mg
ミックスベジタブル/冷凍/油いため 1400mg
にんじん/根/皮なし/素揚げ 1400mg
ミックスベジタブル/冷凍/ゆで 1400mg
にんじん/ジュース/缶詰 1300mg
ミックスベジタブル/冷凍 1300mg
葉にんじん/葉/生 780mg
とうがらし/果実/乾 400mg
野菜ミックスジュース/通常タイプ 390mg

 

【果実類】

果実類(α-カロテン含有率順に上から表示) α-カロテン含有率(成分量100gあたりmg)
すだち/果皮/生 360mg
バナナ/乾 330mg
プルーン/乾 130mg

 

日本食品標準成分表2020年版(八訂)のデータを参考に作成

https://fooddb.mext.go.jp/search.html

4.まとめ

 

それでは、α-カロテンを豊富に含む食材と主な働きについてまとめます。

<α-カロテンを豊富に含む食材>

  • あまのり
  • いわのり
  • かわのり
  • あおのり
  • ニンジン
  • すだちなど

 

<α-カロテンの主な働き>

  • 強力な抗酸化力
  • 活性酸素をを無害化
  • 動脈硬化を予防
  • 老化の予防
  • がんの予防など
  • プロビタミンAとしての働きでは、皮膚や粘膜・目の健康を保つ

 

以上、α-カロテンについてご紹介いたしました。

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

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